2007年01月24日

サメの対処法

夕べは少しオーストラリアからの荷物の整理をしていました。

そこで懐かしいオーストラリアに行って初めて買ったメモ帳を

ました。基本的におもしろい英語の言い回しや新しい単語や

調べたいこと,疑問をメモ帳に書き止める習慣を外国に住んで

から身につけました。この習慣は長い目で見てすごくプラスに

なったと思います。

夕べはそれを見返していて,おもしろいメモを見つけました。

メモにはこう書かれています。

水族館に行く

「サメの種類 375種類,そのうち5種類が人を襲う」

だから襲われた時はDon't panick.


これを見て少し笑いそうになりました。当時は多分

オーストラリアに行ったばっかりで聞いたこと見たこと

を何でもメモしようと書きとめたのでしょう。でも,この

話すごくおかしいんです。おそらく話的には,水族館に行って

ガイドさんか誰かが世界には375種類のサメがいて,そのうち

5種類が人を襲うので,確率的には5/375(1.33パーセント)

だから襲われてもパニックせず落ち着いて,と言われたとような

かんじだったと思います。その当時は純粋無垢(?)でしたから

なにも突っ込みませんでしたが,

今は突っ込みどころ満載ではあ〜りませんか(古い)

恒石昌志の疑問(というかつっこみ)だいたい375種類

のうち5種類しか人を襲わないから確立が1.33パーセントで

襲われても安心しろとかいう話の前に,襲われた時点で

そのサメって5種類のうちのひとつじゃあ??


A375種類いるっていうけど,
人間が泳ぐところにいるサメは限られてるんじゃあ?

B375種類のうち1.33パーセントのサメが人を襲うっていうけど

それは全種類が同じ頭数で同じように分布していて初めて成り

立つ気休めじゃあ?

だって1.33パーセントのサメの頭数が全体の99パーセントで

残りの370種類が希少なやつらで絶滅の危機に瀕してるかも

しれないくらい頭数が少ないかもしれないし。

こうやって考えるとあの水族館のガイドの話は

基本的に信用ならんとなるわけで,これなんか

は完全に間違った統計学の使用例です。

サメの話は笑い話ですが,私たちは毎日広告でさまざまな

数字を見せ付けられそのものを買うように説得されます。

××の成分が17パーセントアップ!!

売り上げが2.5倍

これを飲んだ97パーセントがダイエットに成功



これらのテクニックに共通するのは使われている

数字がやけに具体的ということです。例えば,

375種類のサメとか,つまり私たちは具体的な

数字を言われるとそこに焦点がいってしまい

論理のつじつままを見落とす事があります。

待たされるのが大嫌いな社長さんが教えてくれた

よく遅れてくる人が遅れずに来るようになる方法。

それは中途半端(具体的)な時間に待ち合わせする

ことだそうです。5時12分とか12時17分とか,そうすると

普段遅れてくる人もちゃんと来るとか。

実は今日の言いたかったことはオーストラリアの

水族館で聞いたことは信用ならんということでしたけど

もうひとつは、具体的な数字をビジネスの交渉で

相手がちりばめてきた場合、その数字、例えば

「このシステムを入れれば、効率が2.76倍にアップ」

などは非常に巧妙なぼかしとして使われることがある。

ということです。その裏にある、本当にこのシステムで

効率が上がるかということに焦点を当てましょう。あと

サメに襲われたら、375分の5とか余計なことを考えずに

逃げましょう。ではまた。
posted by 恒石昌志 at 18:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 突っ込みたい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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