2006年09月16日

採用の超プロが教えるできる人できない人/安田佳生著

『採用の超プロが教えるできる人できない人』安田佳生著



●目次

第1章 「できる人」「できない人」にまつわるカン違い(世界でいちばん人件費の高い会社にしたい!八割の社長が、間違った社員教育をしている ほか)

第2章 これが「できる人」の本当の基準(一〇〇〇人の社長と二万人の学生に接して見えてきたもの勉強頭とは違う、仕事のできる「素頭のよさ」 ほか)

第3章 この秘策で「できる人」をひきつけろ(募集は「志向」で、選考は「資質」で!会社のイメージとは第一印象の積み重ねである ほか)

第4章 「できる人」が仕事を変える!会社を変える!(「安定志向」人間が国を衰退させるいい人材が出ていく会社は沈む ほか)


●恒石昌志の学び
人材採用コンサルティング会社の経営者として、

これまで1000人を超える社長と2万人の学生と接するなかで、

本当にできる人を見抜き、採る技術を独自に磨き上げてきた

ワイキューブの安田佳生社長の書籍。

社員の能力を引き出すにはどういう風に仕事を与えればいいの

でしょうか?例えば能力が100ある社員に90の能力で完遂できる

仕事を与え続ければ、伸びる社員も伸びないでしょう。外科医で

もある一定の能力を維持するためには毎年ある一定の数の手術を

こなさないといけないそうです。この話はいろいろな分野で言え

ることですね。語学学習でもあるレベルに達するまでは途中でや

めると、ゼロに戻ってしまいます。周りからあの人はペラペラだ

ねといわれるレベルでも、毎月ある程度のインプット・アウトプット

をこなさないとゼロに戻ることは絶対にありませんが、そこで伸びは

止まってしまいます。それでは、社員を伸ばすためにどれくらいの

難易度の仕事を与えればいいのでしょう?恒石昌志が友人が勤めて

いた会社で、その友人を含めて社員のモチベーションが異常に低い

という問題がありました。その会社は成果主義にどっぷり使っている

会社でした。成果主義が完全に悪とはいいませんが、その会社では社長

はじめ経営陣が現場を理解しておらず、社員の能力が100としたら150も

必要な仕事を与え、にんじん(インセンティブ)をぶら下げているとい

う図式がありました。これでは社員はモチベーションが上がりません。

安田社長によると社員の能力を伸ばすために最適な仕事の難易度は

その人の能力+20パーセント


だそうです。100の能力の社員に120の能力でできる仕事を与え、それが

できたら140というふうにすると社員は伸びていくというのです。もち

ろん安田社長のいう正しい社員を採用しているという前提です。そこら

へんは是非本書読んで見てください。

●こんな人にお勧め

いい人材が来ないと嘆く中小企業の社長さん

就職活動中の学生さん
posted by 恒石昌志 at 04:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月11日

放下箸

放下箸という言葉があります。「ほうげじゃく」と読むそうです。

どういう意味かというと、「手に持ったものを放すことで次を

つかむことができる」という意味だそうです。ビジネスでいうと

GEのジャックウェルチ元会長が「世界で1位か2位になれない事業

からは撤退する」という方針を掲げたことは有名で、結果ウェルチ

は20世紀最高の経営者と称えられ大成功を収めました。ウェルチの

最高時の年収は約100億円だそうです。日本では梅酒で有名な

チョーヤがとてもいい例です。チョーヤは大正三年に創業者の

金銅住太郎氏がブドウ栽培を始め、もともとワインやブランデーの

醸造販売をしていた会社だそうです。それが、日本の高度成長期

の時期に、「フランスからワインが本物のやってくる、このまま

では勝てない」と金銅氏は潔くワインの醸造から撤退したそうです。

その後フランスの飲酒文化を研究し食前酒である梅酒一本に商品

を絞り成功を収めました。なにかを捨てて次をつかむ、物や情報

が氾濫している今の世の中だからこそ大事なことですね。今日の

放下箸とチョーヤの記述は



「ビジネスのIQが高まる泉田式10速発想法 」泉田豊彦著

を参考にしました。タイトルのごとくビジネスIQを高めてくれると同時に

素晴しい発想法の本でもあります。

●目次

プロローグ 成功する人は、成功の九九を知っている
(発想法こそ、最強の武器である 一流の経営者には共通点がある ほか)
1 泉田式10速発想法とは何か(いままでの10倍速く考えられるようになる
 泉田式10速発想法は三段階 ほか)
2 泉田式ルールは成功の原理原則(成功の法則「泉田式ルール」
 ルール(1)・人は好きなことをくり返す ほか)
3 泉田式10速発想法を使ってみよう(さまざまな業界の課題を解く
 身近なものから課題を探す)
4 「自分流」発想力の鍛え方(オリジナル・ルールの見つけ方
 オリジナル・キーワードの見つけ方 ほか)
エピローグ あなたの発想力は飛躍的に伸びる

●こんな人にお勧め

すべてのビジネスマン

マーケティングに興味がある学生さん
posted by 恒石昌志 at 17:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月08日

長所伸展の法則/船井幸雄



『長所伸展の法則』船井幸雄(著)

●目次
第1部 パーソナル編―個人の才能を伸ばす環境を(日本型リストラの失敗と後始末 マッカーサー教育の呪縛からの解放 分かりやすく難しい人づくりの真髄 ほか)

第2部 カンパニー編―社員はスピーディに育てる(戦力はそのままに、戦意をアップさせる手法 戦力は育てるものではなく育つもの ティーチングの域、コーチングの域 ほか)

第3部 ナショナル編―独自固有の長所を伸ばせ!(日本国をコンサルティングする 世界中からお金が集まってくる仕組みづくり 中小企業の力を発揮できる環境づくりを ほか)

●恒石昌志の学び

今日は前回からのピピンズの話と関連で長所と短所の話に関する本です。

人間の理想の成長とはなんでしょうか?おそらく短所をなくして長所を伸ば

すというのが一般的な正論ではないでしょうか?でもこれに対して、

少し違う意見もあります。経営の神様といわれる船井幸雄先生

は「長所伸展の法則」という言葉を使っています。船井先生曰く

「人間は好きなことだけをやっていればいい。長所を伸ばせば短所や欠点は

気にならなくなる。消えてしまうといってもいい。なぜなら人はみな「自分の

使命」を果たすために、必ず何かの長所を持ってこの世に生まれてきます。逆

に、その人がしてはいけないことというのもあって、そんなことをやっても

失敗するだけだからやめなさい、という意味で欠点があるのです。長所を生

かして生きていくのが、自分の使命を果たすための正しい生き方です。逆

に、欠点を矯正して無理にでもできるようにしなければならない仕事など、

この世に存在しません。そんな仕事はその人の任ではなく、ましてや使命で

はないのですから、やってはいけないのです。やれば必ず失敗します」

恒石昌志はこれを聞いた時、なにか救われたような気がしました。

もともと学生のころは英語がすごく好きで、他の科目はほとんどタッチしま

せんでした。よく先生に、お前は英語はもういいから、他の科目に力

いれないと英語だけでは大学は入れんぞといわれました。でも恒石昌志

はそれはおかしいと思いました。だって世の中には一芸がすごく秀でて

いて立派に食っていっているひとがいるじゃないかと、そう反発しなが

ら余計に英語を勉強しました。それから高校をでてすぐ19歳で英語の

参考書を出版しました。その結果が今の仕事につながっています。

●こんな人にお勧め

ピピンズの話に共感してくれた人

現実にやりたい仕事と、今やっている仕事のギャップ
に疑問を感じている人
posted by 恒石昌志 at 04:49| Comment(1) | TrackBack(0) | 読書日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月20日

坂の上の雲/司馬遼太郎

恒石昌志は司馬遼太郎さんの本が大好きです。

司馬遼太郎さんの「坂の上の雲」は経営者の間でも

必読の書といわれています。「坂の上の雲」は日露戦争

の話で、当時の日本の国力ではロシアにはかなわないだ

ろうと誰もが思っていました。当時ロシアの金保有率は

世界第2位。実際に、ヨーロッパで開戦前に、日本が勝つ

かロシアが勝つか賭けをしましたがメッケルというドイ

ツ人以外は日本は惨敗するだろう、という予想でした。

メッケルというのは日本陸軍の陸軍大学校の教官で日露

戦争の英雄といわれた児玉源太郎も彼の講義を熱心に

聴いたそうです。メッケルも児玉の才能を買っていた

ようで、「児玉がいるかぎり日本は負けることがない」と

いったそうです。「坂の上の雲」の主人公は秋山好古、

秋山真之、正岡子規の三人で秋山姓の2人は兄弟で、

好古はフランスに留学し騎兵戦術の習得に努め

「日本騎兵の父」と呼ばれました。真之はアメリカに

留学し海軍大学校校長のマハンの元に学び後に東郷平

八郎元帥率いる日本艦隊の作戦参謀になる人です。

正岡子規は歌人で秋山真之とは中学校時代の同級生、

ちなみに夏目漱石と東大で同窓です。

さて説明が長くなりましたが、なぜ「坂の上の雲」が

経営者の間で必読書とされているのかというと、ひと

つの国のエリート達がある目標、この場合はロシアに

勝つ、厳密に言えば、ロシアに負けないという目的に

向かって国を動かして大事を成し遂げるということは

どういうことかということが学べるからです。これは

経営でも同じですね、マイクロソフトのビル・ゲイツは

マイクロソフトからトップ20人を引き抜けば、まったく

つまらない会社になってしまうだろう、といったそうで

す。つまり会社の規模がある程度になった場合、会社の

運命を左右するのは上層部の人間です。その人たちがひ

とつの成し遂げられそうにもないプロジェクトを試行錯

誤しながら、プランを立て遂行する。そういうビジネス

シーンに置き換えて「坂の上の雲」、全8巻とちょっと

長いですがぜひ読んでみてください。

posted by 恒石昌志 at 00:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月08日

今日の一冊(男前経営論)

さて今日の一冊はこちらです。



『男前経営論―ピーチ・ジョンの成功哲学』
 野口美佳 (著)

●目次

プロローグ 売り上げ170億円の超優良企業
第1章 だから女がついてくる―野口美佳の男前経営論
第2章 キャラのかぶる子は採用しない―ピーチ・ジョンの人事戦略
第3章 すぐに「キャッチコピー」が浮かぶ商品は売れる―ピーチ・ジョンの商品戦略
第4章 300万人の顧客リストを最大限に活かす―ピーチ・ジョンの販売戦略
第5章 必要な「ムダ」と不必要な「ムダ」を使い分ける―ピーチ・ジョンの財務戦略
第6章 野口美佳の絶対社長力!―良いリーダーになる8つの条件+α
エピローグ 結局、男?女?

●恒石昌志の学び

ピーチジョンは、若い女性の3人に1人が着用する女性下着

メーカーで著者の野口社長はマネーの虎にも出演していた、

注目の人。野口社長のピーチジョンも社員のほとんどが女性

ということで、こちらの本には女性のマネジメントに関する

ことが女性経営者の目から書かれています。

恒石昌志がおもしろいと思った場所を少し紹介します。

女性には“ヒロイン体質”というものがあり、男性社員の仕

事の報告が「できませんでした」とか「こうでした」と結果

一言で終わるのに比べて、女性社員の場合は「私はこんなふ

うに思ったので、こんなことをしてみて、こうなったのでこ

うでした」というふうにストーリーで説明しようとする、と

いう部分です。これで男性が上司の場合、女性社員は「ウチ

の部長結果、結果ってぜんぜん話を聞いてくれない」という

不満を漏らすことになります。逆に女性の部下を持った人は

「女は話が長い!」と不満を漏らします。おもしろいなと

思ったのは野口社長は社員と“仕事の話は5分まで”という

ルールをつくっているそうで、さすがに忙しい社長業では

それも仕方ないですが、普段、社内で女性の同僚との

コミュニケーションに問題があるという人は、まず、

女性の話の構造を知っておくべきでしょう。もうひとつ

女性に関して参考になる記述は

“データで語る男、イメージを求める女”という言葉

です。これはどういうことかというと、人が物を購入

するときに男性と女性は何を基準に買うかという意味

で、例えば、男性の自動車雑誌は排気量、馬力、燃費

など数字ばかりパソコンを買うときもCPU,メモリー,

ハードディスクの容量などとにかく数字を横並びに

して比較検討して買います。野口社長の言葉を借り

れば、それは女性誌の化粧品紹介に成分表をいれる

ようなもので女性はそんなものに見向きもしない。

女性は「白い肌に」とか「セクシーな目元に」など

の言葉などで充分。これはかなり核心を突いていま

す。恒石昌志はいろいろな会社の広告を見たり、相

談も受けたりするのですが、反応が悪い広告は往々

にして、男性向け商品にヴィジュアル的(女性向け)

のアプローチを、女性向け商品に数字などロジカ

ル的(男性向け)をしています。このように話し

出すと女性と男性の違いは本当に複雑ですが、

この本には野口社長の実体験と経験に基づいた

記述がいっぱいでとても参考になりました。

●覚えておくべきキーワード
 
ヒロイン体質

データで語る男、イメージを求める女

●こんな人にお勧め

女性社員の比率が多い会社で働く人

女性向けの商品を扱う会社の社長
posted by 恒石昌志 at 01:25| Comment(1) | TrackBack(0) | 読書日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月27日

読書日記

今日から新カテゴリーとして読書日記を加えることにしました。

読んで字のごとく恒石昌志の読んだ本の感想・レビューなどを

載せていこうと思います。恒石昌志の読む本は基本的に

ノンフィクションで経営書、自己啓発書、歴史書、心理学

などが多いです。忙しくてなかなか本を読む時間がないと

いう人は恒石昌志のお勧めの本だけでもチェックされて

はいかがでしょうか?
posted by 恒石昌志 at 18:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする